2012年7月17日火曜日

水を飲むときの注意点その2、浄水器を通して、塩素や農薬、水道管や貯水槽に含まれている汚れを取り除いた綺麗な水(浄水)を飲む事。

2、浄水器を通して、塩素や農薬、水道管や貯水槽に含まれている汚れを取り除いた綺麗な水(浄水)を飲む事。


この重要性を認識して実践している方は実は意外に少ないのではないでしょうか?


このことがなぜ重要なんでしょうか?


ご存じのとおり、塩素はタンバク質を壊したり傷つけたりする化学物質だからです。


ですが、殺菌消毒には必要なので、水道管の中までは大変役に立つ優れたものです。
ですから、そのデメリット面の影響を受けないように浄水器を取り付ける必要があるのです。


◆塩素が及ぼす影響
・体内の細菌群のバランスを崩し、免疫力低下を引き起こす。
・皮膚の細胞を破壊し、皮膚のバリア機能を障害。アトピーなどのトラブルを引き起こす。
・皮膚やのどの粘膜から水分を奪うので、粘膜によるバリア機能も障害。
・塩素と有機物が混ざった物を高温煮沸すると強力な発がん性物質トリハロメタンが発生する。
・野菜に含まれるビタミンを破壊する。
・お米を研いだ場合も野菜と同様に、ビタミン類を破壊するので、栄養価の低下と味のまずさを
 増す。


上記のような影響を及ぼしますので、体にとっては、たばこやお酒以上に良い事は一つたりともありません。



しかしながら、私が周りの方と話した感じでは、「私はちゃんとしている」という方が意外に
いらっしゃいます。
しかし、そのちゃんとしている内容を聞くと、以下のような方が非常に多いのではないかと
思われました。


Ⅰ 浄水器を付けていない方  (何にも感じないから対策をしないという派)
Ⅱ 浄水器を付けていても、費用を掛けたくないので、貧弱なものを付けているという方
Ⅲ ミネラルウォーターを購入して、飲料水に利用されている方
Ⅳ スーパーにある逆浸透膜で作られた純水(ミネラルを人工的に加えたもの)を飲まれている方


これらが「悪い」ということではなく、どういうデメリットや誤解があるかをお話したいと思います。


Ⅰは、煮沸すれば良いではないかという話が良くあります。
しかし、煮沸をしてもトリハロメタンが発生するし、そもそも水道管や貯水槽の汚れを
取り除くことができません。
水道管内は綺麗なようで、かなり汚れているのはご存知かと思います。
貯水槽は管理がいい加減だと、動物の死骸が入っているのはザラにあるようです。
極端な話ですが、人間の死体が貯水槽に数か月間入っていたというニュースもありましたね・・・。


Ⅱについては、もっとよく浄水器を取り付ける理由や機能を検討されればと思います。
市販の浄水器は、活性炭を使ったり、中空糸膜や逆浸透膜などを単体で使っているものが
ほとんどです。


★活性炭・・・汚れやにおいを取り除いてくれますが、水が通る通路ができやすく、
        浄水能力が落ちやすいのが欠点です。

★中空糸膜・・・細い管に水を通し、管に開けられた小さい穴から水を通します。
         穴を通れない不純物などを取り除くことができますが、詰まり易く短命。
         結果、ランニングコストが高い物になります。
         また、化学物質やウイルス、原虫などをとりのぞく事が出来ません。

★逆浸透膜・・・浸透圧というものを利用して水から不純物を取り除きます。
         工場などで純水を作るときにも利用されますが、水に含まれるミネラルも
         取り除かれてしまいます。
         後から人工的にミネラルを加えていますが、その比率が人工的な物なので、
         「美味い水」とまではいかないし、
         加えられているミネラルの出所が良くわからず、不安が残ります。


Ⅲは2リットルで100円前後のものがあり、安そうに感じます。
しかし、1日に必要な1人分の飲料水が2Lなので、一人当たり1ヶ月に3000円ほど必要です。
しかも、野菜を洗ったり料理に使うために使うとさらにコストが跳ね上がります。
ただし、災害時のストックという面ではメリットがあります。


ⅣはⅡの逆浸透膜のところで触れたとおりです。



Ⅰを除けば、どの方法も飲み水だけと考えればそれなりですが、体に入ってくる水は
飲み水だけではありません。
スープや野菜を洗うための水も塩素などを取り除いたものでないと、ビタミンが壊れたり
流れて行ったりします。
水道水を煮沸すると発がん性のトリハロメタンも発生します。


以下のポイントを参考に、塩素や汚れや化学物質などを取り除いた美味しくて安全な水を手に入れて、健康で快適な生活を送ってください^^



◆浄水器を選ぶときのポイント
・少々高くても、「NSF」という国際認証を受けた製品を選ぶ。(日本の規格では、原虫や水の中の粒子を取り除けません)
・海外製のものを含めて幅広く検討する。
・蛇口取付型は対象から外す。(安いが、性能が劣り、交換用フィルターのランニングコストが高いため)
・可能であれば、1台で複数の浄水処理を行う製品を選ぶ。


水を飲むときの注意点その3、一日に飲み水で1.5リットル以上を意識して飲む事>>


<<水を飲むときの注意点その1、できるだけ常温に近い温度の水を飲む事


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